弱いものを守るという精神

息子と二人鎌倉デート。

いつもは車移動が多いのですがこの日は電車で。

抱っこひもをしながら車内で座るとお隣の方に足が当たって迷惑がかかってしまうのと

息子としては外の景色を見ていた方が楽しいと思うので

基本的には車内で立っていることが多いです。


もちろん「どうぞ」と声をかけて席を譲ってくださることがあれば、

そのお気持ちがとても嬉しいので「ありがとうございます!」と快くお受けするのですが

譲る側も受ける側も残念ながら日本ではそういったことは少ないのが現状。


妊娠中から席を譲ってくださることは本当に少なく妊娠をきっかけに

日本のこの現状に残念だなと思うことが多いです。

欧米では老若男女問わず妊婦さんやベビーカー、赤ちゃんを抱っこしている方を見かけると

必ず誰かがすぐに「どうぞ」と譲ったり手助けしています。

公共の場で妊婦・子連れが肩身狭い思いをすることはありません。


プロトコールマナーのひとつに「レディファースト」がありますが

それは『弱いものを守るという精神』です。

レディファーストと言えば男性が女性に対する行為だけのように思われがちですが、

男女問わず弱いものを守るのと同時にエスコートを受けたら快く受けることもマナー。

席を譲ってくれたら「ありがとう」の言葉と笑顔が一番の礼儀です。


著書にも書きましたが日本には謙遜という美徳の精神があり、

相手の好意すら遠慮してしまうことがあります。

日本人同士では謙遜が理解できますが海外では相手にとても失礼な行為。


きっと日本人ならではの謙遜という文化が「断られたら嫌だな」と感じ

スマートに席を譲ったり手を差し伸べたり出来ないのかもしれません。

その点、海外ではそのようなことは考えずさっと

身体が自然と動くように手を差し伸べてくれます。


前置きが長くなりましたが今回の息子との鎌倉デートでとても嬉しい出来事が♪

鎌倉行きの車内で4、5人の小学生のグループが乗っていました。

一人の女の子がふと、車内のドア近くに立っていたわたしと息子に気がつき、

「安全性を考えたら絶対座った方がいいよ」そんな会話が聞こえてきました。

その後すぐに迷わず「席が空いていますが座りませんか?」と声を掛けてくれたのです。


わたしは20分ほど立っていてはじめて声をかけてくれたのは小学生たち。

降りる駅はもう次でしたが笑顔で「ありがとう!」と心からのお礼を言いました。

そして降りる時もグループの男の子がさっと手を出し

「お先にどうぞ」と言ってくれたのです。

わたしはもう一度グループのみんなに「ありがとう」と丁寧にお礼を伝えました。

小学生たちも笑顔で返してくれました。


恥ずかしながら海外ではあたり前の出来事ですが

日本ではあまりないことだったのとそれが小学生だったことに

とても感動してホームに降りてからジーンと涙が出てしまいました。


決して誰かに席を譲って欲しかったのではありませんが

『弱いものを守るという精神』は日本人として

当たり前に持っていて欲しいと感じています。


ホームに降りてから息子に

「小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんたち優しかったね」と言ったら

「うん」と答えていました^_^

この「うん」は偶然かもしれませんがきっときっと彼らの優しさは息子にも伝わったはず。


日本の未来はこのような子達のように

『弱いものを守るという精神』を持って大人になっていって欲しいです。

もちろん息子も・・・。


妊婦さんやお子様を連れているとき席を譲られたら

ぜひ次の駅でも笑顔で「ありがとうございます」と快く受けてください。


譲る側は単にその一言が一番嬉しいのですから♡